咬み合わせ,顎関節症

顎関節症で困っていませんか?

顎関節症は咬み合わせが何らかの原因でズレた時に発症します。当院ではこのズレをニューロマスキュラーコンセプトに基づきK7エバリューションシステムと呼ばれるコンピュータで解析し、正しいかみ合わせの位置を計測して、そのデータを基に顎関節の治療を行っています。


咬み合わせと顎関節症について

かみ合わせは、上下の歯が接触して成り立っています。

言いかえれば、位置が固定されている上顎の歯に対して下顎の歯がかみ合わさる位置が、かみ合わせの位置となります。

また、このかみ合わせの位置は、下顎の周りについている筋肉(咀嚼筋)が、一番リラックスした自然な位置と一致している事が望ましいとされています。

ところが、歯並びや虫歯などで上手くかめないところが出来てしまうとバランスが少しづつ崩れ、さらに虫歯が出来たり、顎の関節がズレてしまう顎関節症などを引き起こしたりします。

顎関節症について

顎関節症とは、女性に多く、顎を動かすと顎関節が痛んだり、雑音がしたり、顎関節周囲の筋肉や靱帯の圧痛等、顎の運動異常を主症状する病気です。

重症になると開口障害や咀嚼障害をひきおこし、首や肩がこったり、腕がしびれたり頭痛、自律神経失調症なども起こり始めます。これはかみ合わせのバランスが崩れる事により、それを補正するため背骨が変形し始めるからです。

かみ合わせのズレは顔も変形させる!

咬み合わせと骨格は当然密接な関係があります。 これは、咬み癖と呼ばれる片方ばかりで噛んでいる事で筋肉のバランスが崩れ骨格が変わってしまう事からもわかります。

当然、顔も骨がいくつかに別れ表情筋に囲まれているため変化が一番わかりやすいところでもあります。左にずれている顔です。かなり極端ですが良く見かけます。

  • ・左の口唇が上がる
  • ・左目が潰れて、視力が落ちる
  • ・左耳が聞こえにくい
  • ・左肩が上がり肩こり、首筋の張りなどがでる

かみ合わせのズレは当然、背骨を変形させます。

骨格図

噛み癖によるものなら反対側で意識して咬む事で大きく問題になる事はありません。問題になるのは、咬めない原因(虫歯、歯を抜いてそのままなど)がある場合で、長期にわたるほど回復が難しくなります。

肩こり、首筋のこり、頭痛、耳鳴り、めまい、腰痛、ひざや背中の痛み、手足のしびれ、睡眠障害、自律神経失調症などおおよそ無関係と思われるものまで引き起こします。

治療について

当院では、顎関節症の治療にあたりK7を使って咬合精密検査を行い、得られたデータを基に科学的根拠に基づいて行います。そのため客観的にマウスピースの調整が出来、患者さんとの意見の食い違いを減らす事が出来ます。

これはとても大切な事で、長年苦しまれている方は自分なりの良い位置や対処法を持っている方が多いので意見の対立が起こり信頼関係を損なう事が多く、治療結果を悪いものにしてしまうからです。

だからこそ検査データが大事でそれに基づいているからこそ術者も患者さんも客観的に状態を分析できるのです。

現在世界で唯一の顎関節症に通用する検査であり、治療法です。

顎関節症でお困りの方、インプラントを入れたい方、全体的にきちっと治療されたい方はこの検査を受けてから治療をすることをお薦めします。

ニューロマスキュラーコンセプト

ジャンケルソン博士により提唱された神経筋の生理的、機能的活動を重要視した咬合理論で、生理学的下顎安静位(筋肉がリラックスした状態のアゴの位置)を基準として噛みあわせを作っていこうというもので、マイオモニター及びK7と呼ばれる機械を使って検査及び治療を行っていきます。

咬合精密検査
 (K7エバリューションシステム)

皆さんは顎を動かしているのは何だかわかりますか?

そうです!脳です。実際には脳の指令により筋肉が縮んだり伸びたりして顎を動かしているのです。しかし何故か?歯科大学ではかみ合わせは顎関節を基準に作る事を教えます。

つまり、顎関節症の様に顎関節がガタガタしている患者さんは治療対象外なのです。

ですから、顎関節症の治療に対応できる他の治療コンセプトが必要でした。

そこで注目を集めたのが正常な筋肉を基準とした生理学的咬合論で、K7エバリューションシステムと呼ばれるコンピュータで顎運動検査や筋電計検査を行い、得られた結果から治療を行っていきます。

K7エバリューションシステム
K7エバリューションシステム
筋電図
筋電図
グラフ1
グラフ1
グラフ2
グラフ2
グラフ3
グラフ3

治療について

オーソシス療法

オーソシスというマウスピースのようなものを口に装着し、現在その人のアゴが筋肉的に最もリラックスした位置にあわせることにより顎や頚椎にかかっていた負担を取り除きます。装置は取り外しが自由に行え、昼間も使用しますが、夜寝ている時は必ず装着します。

咬合治療

オーソシスでさまざまな症状が解決されたら今度はそこで常に噛める状態を作る必要があります。その方法は被せる(補綴)か、矯正のどちらかの方法が必要です。これをフェーズⅡと言います。このまま辛い時だけオーソシスを使い、フェーズⅡに移行しない事も可能です。

検査から治療までの流れ

治療の流れ



咬み合わせ,顎関節症:
さくら歯科クリニック あおば
神奈川県横浜市青葉区、青葉台


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